中部ベトナムのテト(旧正月)料理を探る
地域によって風習や文化は違うのか、それとも同じなのか、考えたことはありますか?各地のテトのごちそうにはどんな料理が並ぶのでしょう?さっそくVN Cookingと一緒に、中部ベトナムの人々のテト料理を見ていきましょう!
テトは家族が集う時。故郷を離れて暮らす人々が帰省し、テトのごちそうを囲んで語り合うひとときです。新しい一年の豊かさ、繁栄、満ち足りた暮らし、幸せへの願いが、テトの食卓に込められています。だからこそ、テトのごちそうはいつも豪華に、品数豊かに用意されます。
北部の人々が桃の花の枝、緑のバインチュン、脂身の多い豚肉、ねぎの漬物で春を迎えるなら、中部の人々は黄色いマイの花の枝、バインテト、ズアモン(野菜の漬物)、ネムチュアで心躍らせながら春を迎えます。
バインテト
バインテトは中部の人々のテトに欠かせない料理で、天と地の調和を表しています。北部のバインチュンがドンの葉で包まれるのに対し、中部ではバナナの葉で包みます。材料は違っても、バインテトは特有の緑色と、やわらかくおいしい食感をしっかり保っています。
ズアモン(野菜の漬物)
北部のねぎの漬物の代わりに、中部で親しまれているのがズアモンです。パパイヤ、大根、にんじん、ラッキョウなどさまざまな材料に、砂糖、塩、ヌクマム(魚醤)などの調味料がなじみ、色鮮やかで形もさまざまな、たまらなくおいしい一品に仕上がります。

材料をいろいろな形に飾り切りする工程には、とても細やかで繊細な手仕事が求められます。ズアモンはバインテトと一緒に食べるのが定番で、中部のテトの食卓に欠かせない最高の組み合わせです。ほどよい酸味、すっきりとした甘さ、ポリポリとした歯ごたえは、ほかでは味わえない、忘れられない独特の風味です。
ネムチュア
中部出身の方なら、テトの食卓に並ぶネムチュアはきっとおなじみでしょう。細かく挽いた豚肉に調味料をなじませ、グアバの葉で包んで数日間ねかせ、酸味と歯ごたえが出るまで発酵させて作ります。
この記事では、中部ベトナムの人々のテトのごちそうにはどんな料理が並ぶのか、VN Cookingがその疑問にお答えしました。テトはもうすぐ。家族や友人、大切な人たちと幸せいっぱいのテトを過ごすために、腕をふるっておいしい料理を作るヒントになればうれしいです。