実はよく知らないクリスマスのこと
クリスマスがすぐそこまで来ています。きらびやかなツリー、楽しい歌、にぎやかな雰囲気は、すっかりおなじみになりました。でも、クリスマスについて本当によく知っていますか?
クリスマスの起源
クリスマスは、ノエル、Christmas、X-Mas、主の降誕祭など、さまざまな名前で呼ばれています。呼び名は違っても、どれもイエス・キリストの誕生を祝う国際的な祝日という意味は同じです。聖書によると、イエスは紀元前7年から紀元前2年の間に、ユダヤの地ユダヤ州のベツレヘムで生まれました。ユダヤの人々によれば、イエスは人々を救い、祝福をもたらすために神から遣わされた存在です。

クリスマスはキリスト教徒の祝日として始まりましたが、今では世界中で大きな国際的祝日とされています。
クリスマスの時期
クリスマスは毎年12月25日に正式に祝われます。しかしユダヤ暦では、祝いを始めるのに最もふさわしいのは真夜中ではなく、12月24日の日没時です。12月25日は「日中のミサ」、24日の夜は「前夜祭(ヴィジル)」と呼ばれ、より多くの人が参加します。

クリスマスの意味
クリスマスが、キリスト教においてイエスがこの世に来られたことを祝う日だということは、誰もが知っているでしょう。しかし、この祝日には、あらゆる世代の家族が集まり、団らんするという意味もあります。家族はこの機会に愛情を伝え合い、思い出を作り、絆を深めます。

また、クリスマスは子どもたちの祝日ともされ、クリスマスイブには子どもたちの願いがかなうよう人々が祈ります。さらに、クリスマスには「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、人にあれ」という平和のメッセージが込められています。これは天使たちが救い主イエスの誕生を告げたときの歌の言葉で、クリスマスは困難を抱える人、見捨てられた人、孤独な人、病気の人に寄り添い、分かち合う日でもあるのです。
XmasとChristmasという名前の意味
クリスマスがChristmasと呼ばれるのは、イエスの称号である「Christ」と、ミサ(聖餐式)を意味するMassの略「Mas」の2つの語を組み合わせた言葉だからです。つまりChristmasとは、イエス・キリストの祝日、すなわちイエスの降誕祭を意味します。

一方、Xmasはギリシャ語に由来します。ギリシャ語でChristはChristos(Χριστός)と書き、その頭文字がXにあたるため、XをChristの象徴として用い、「mas」を加えてXmasとなりました。
クリスマスによく見られるシンボルの意味
イエスの誕生を祝うクリスマスに、なぜサンタクロース、ツリー、星、プレゼントが登場するのでしょうか。その答えをご紹介します。
クリスマスのサンタクロースの意味
サンタクロースは、クリスマスのおなじみのシンボルの一つです。白い縁取りの赤い服に黒い革のベルト、長く白いあごひげ、赤い帽子、やさしい笑顔、「ホッホッホー」という笑い声、そして大きなおなか。

実は、サンタクロースは限りない慈悲の心をもつ聖ニコラウスの化身です。クリスマスは平和と慈しみの祝日なので、いつもこの聖人の姿がシンボルとされているのです。
クリスマスにプレゼントを贈る意味
欧米では、12月25日を前に家族全員が集まり、ツリーの下に用意しておいたプレゼントを贈り合います。クリスマスにプレゼントを贈るのは、互いへの愛情を表し、温かく祝福に満ちた祝日を願い合うためです。

ベトナムでも、クリスマスには家族や友人に心のこもった言葉を添えたカードを贈ります。カトリックの信者たちは盛大にごちそうを用意し、親戚や友人を招いて一緒に祝い、幸せなクリスマスを願い合います。
クリスマスの星の意味
クリスマスには、ツリーのてっぺんや家の玄関先に飾られ、色とりどりに輝く五芒星が欠かせません。クリスマスの星にはとても特別な意味があります。言い伝えによると、イエスが生まれたとき、空に明るく輝く星が現れ、その光は何百マイルも離れた場所からでも見えたといいます。

そのころ、遠く離れたシリアやイランの地にいた3人の王が、この星の光をたどっていけば必ず奇跡に出会えるという啓示を受けました。これが「三博士(公現祭)」と呼ばれるものです。3人の王は星の光に導かれて進み、イエスが生まれたベツレヘムにたどり着きました。そしてイエスの前にひざまずき、贈り物や宝物を捧げたのです。
そのため今日まで、星はクリスマスと切っても切れないシンボルであり、教会の最も目立つ場所に飾られています。この時期に星を飾れば、神の奇跡が家族のもとに訪れると信じられているからです。
クリスマスカードを贈る意味
クリスマスにカードは欠かせません。古代ローマやエジプトでは、木片に刻んだ言葉で新年のあいさつを送り合う習慣がありました。

そして1843年、イギリスのヘンリー・コール卿は、クリスマスに手紙を書く時間があまりなかったことに加え、郵便制度の発展にも貢献したいと考え、同僚に送るカードを作りました。このとき何千枚ものカードが印刷され、クリスマスの贈り物として販売されました。これが、毎年クリスマスにカードとお祝いの言葉を贈り合うようになったきっかけです。
クリスマスツリーを飾る意味
クリスマスツリーはクリスマスに欠かせないシンボルで、目にするだけでクリスマスの雰囲気がにぎやかで楽しくなります。言い伝えによると、12月24日は太陽が再生する日とされていました。この時期、ほとんどの木々が枯れてしまう中、もみの木だけは青々としています。
そのため、ローマの人々にとってもみの木は復活の象徴でした。それ以来、毎年クリスマスになると家族みんなでツリーを華やかに飾り、オーナメントやカードを吊るし、木の下には贈り合うプレゼントを置くようになりました。

クリスマスは一年で最も待ち遠しい行事の一つです。誰もが集い、プレゼントや心からの願いを贈り合う幸せな日です。クリスマスはもうすぐ。今すぐ計画を立てて、この楽しい雰囲気を一緒に味わいましょう。
Hà.R(まとめ)