菜食はなぜ健康によいのか
ほとんどの人が「菜食はつらい」と言います。でも、何事にも代償があり、そのつらさこそが私たちを想像以上に健康でバランスのとれた状態に鍛えてくれることを、本当に知っている人はどれだけいるでしょうか。
一度も菜食の習慣を試したことがないなら、それは本当にもったいないことです。自分が菜食をするなんて考えたこともなかった人にとって、実際にやってみることは、意識や心の感じ方が変わる大きな転機になるでしょう。
月の特別な日に、1日か数日を菜食にあてる人も多いでしょう。あるいは特別な日を待たずに、たまに毎日の献立に精進料理で「気分転換」したくなることもあるかもしれません。屋台料理の「熱狂的なファン」のみなさんも、精進料理のリストから「置いてきぼり」にされることはないので安心してください。

一生菜食を続けている人には、本当に頭が下がります。強い意志と決意をもった人たちです。
まさにそのとおり!まわりにおいしいものや珍しいものがあふれているなかで続けるのはとても難しいですし、肉を食べる友人や親戚との集まりを断るなんて、どうすればいいのでしょう???
ご存じのとおり、ベジタリアンは厳しい食事のルールを守っています。精製された砂糖や油脂、加工食品を控えている人も多くいます。

健康のためだけに菜食をする人も、動物への慈しみや環境への思いから菜食をする人も、その動機はどちらも尊く、広めていくべきものです。
ふつう菜食をするのは高齢の人や出家した人ですが、若いのにとても熱心な人もいて、いったい何がいいのか、菜食で本当に人生がよくなるのかと興味がわいてきます。答えは「はい」です。ただし、正しく菜食をすることが条件です。野菜や豆類、全粒穀物を中心にした食事は食物繊維が多く、飽和脂肪酸が少ないため、心臓病や2型糖尿病、一部のがんのリスクを下げることができます。とはいえ、菜食をする人は、たんぱく質、鉄、カルシウム、そして特にビタミンB12を十分にとるよう気をつける必要があります。