ベトナムだけ!花を使った珍しい料理
色や香りを楽しむだけでなく、多くの花は料理にも姿を変え、繊細で栄養豊富な一品を生み出します。おかげで、もともと個性豊かなベトナム料理は、さらにバラエティに富み、洗練された魅力を備えるようになりました。さっそくVN Cookingと一緒に、花を使った料理を見ていきましょう!
蓮の花
ほかの花が素朴な家庭料理になるのに対し、蓮の花は繊細で格調高い料理にこそふさわしい花です。蓮の実、雄しべ、蓮の芯、れんこん、若い茎など、蓮のほとんどの部分が食べられます。

蓮の花はもともと甘みがあり、体にやさしく健康にとてもよい食材です。宮廷のごちそうに数えられる蓮の花を使った料理に、アヒルの蓮蒸しがあります。また、蓮ご飯、蓮のサラダ、蓮のチェーなど、蓮の香りを生かした料理もたくさんあり、どれもベトナム料理ならではの味わいです。
テンリー(夜来香)の花
テンリーの花は昔から、家庭の食卓でもレストランでも、さまざまな料理に「アレンジ」されてきました。蒸し暑い夏の盛りに、テンリーの花を使った料理を味わうのは、何にも代えがたい楽しみです。

大きな花房を選び、洗って水に浸けてから、食べやすい小房に分けます。骨やひき肉、カニと煮込んだテンリーの花のスープなど、さまざまな料理に使われます。牛肉との炒め物や鍋料理の具にしても格別です。栄養があるだけでなく、体の熱を冷まし、よく眠れるようにする効果もあります。
バナナの花
バナナの花は、ベトナム人にとって身近で素朴な花です。平野部の紫色のバナナの花は、素朴ながらおいしい料理のために生まれてきたかのようです。

最もポピュラーなのは、北部で「ノムホアチュオイ」、南部で「ゴイバップチュオイ」と呼ばれるバナナの花のサラダでしょう。酸味、辛み、甘み、塩気がそろい、バナナの花のほのかな渋み、豚耳のコリコリとしたコク、ピーナッツの香ばしさ、香草のさわやかさが一体となった一品です。
そのほか、バナナの花のスープ、ブンブン(米麺のスープ)、豚すね肉とバナナの花の煮込みなどの家庭料理に使ったり、添え物の生野菜にしたりしても、とてもおいしくいただけます。
黄色いかぼちゃの花
かぼちゃの花はスープやにんにく炒めにも使われ、特にかぼちゃの花の肉詰めは珍しい味わいです。おいしいだけでなく栄養も豊富で、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、リンのほか、多くのビタミンを含んでいます。

摘んできたかぼちゃの花は、苦みのある中の雄しべを取り除くのが一般的です。その後、ゆでたり、炒めたり、蒸したり、干しえび、はまぐり、しじみ、カニと一緒にスープにしたり、牛肉や豚肉と炒めたりします。いちばん簡単なのはゆでること。沸騰したお湯にさっとくぐらせるだけで火が通ります。取り出して冷まし、軽く水気をしぼって、豚肉や魚の煮汁につけて食べると絶品です。
この記事を通して、花を使ったユニークな料理について、役立つ情報をお届けできていればうれしいです。ぜひ毎日の献立に取り入れて、食卓をもっと豊かにしてみてください。